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職場で勘違い部下に反発されて困って悩んでしまった時の対策

2017.02.11

女性の管理職、またはリーダーに抜擢された方の悩みで年齢が近い、または以前同僚だった部下に反発され困っている例は多いみたいですね。実はこれは上下関係が峻別な男性間では意外と少ない悩みです。

 

今回ある方との体験をお伝えします。数年前に体験した実例ですが、個人特定を防ぐために細部は少しぼかしています。皆さんのご参考になれば嬉しいです。

 

30代後半のAさんはある県の中堅医療機関で働いており、同僚より先に昇進しある部署のリーダーになりました。このリーダー職はその部署で1人しかなれませんがAさんが昇進したとたんに、今まで問題なく一緒に働いていた同僚のBさんからアカラさまな反発をもらって困っているという相談がありました。同僚が部下になってしまい嫉妬で反発された例です。

 

お話を聴きました。

 

朝のスタート時に全員参加の申し送りミーティングにワザとそのBさんが遅れて来て、申し送り事項を伝えている時「そんなの忙しいのに私はできない、なんで無理強いするの。出世した人は違うね。私なんかバカだから言われてもできないけど。」みたいな事を毎回これみよがしに言うそうです。

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職場の他の人は全員年下後輩で、またAさんとBさんが同期入社だとも知っています。今までにBさんの激しいネガティブパワーにイジメられた経験もある人もおり見て見ぬふりだそうでした。

 

だれがリーダーか分からない状態で、最悪な職場環境になりだしAさんは悩んみました。退職という文字も頭によぎった時期に私のコミュニケーション研修を受けて、その後コミュニケーションで解決できるかもと思い相談に来ました。

 

これは職場の同僚の嫉妬による問題行動のよくあるパターンです。

 

原因は、Aさんが昇進時に自分の職務を真剣に考えていなかったのが一番の問題です。また職場は友達集団ではなく、成果を上げるための集まりだともハッキリ思っていなかったことも原因です。

 

しかし、相談にいらしたAさんにそんな原因論を伝えても何の解決にもなりません。

 

結果的にAさんが「そうだったこれを改善するためにこんな行動をしないといけない。」と自ら腑に落ちないといけません、そうでないと改善の行動には絶対移れません。

 

解決策を最初に伝える事はしません。本人も心の底ではどうしたら本当は良いのかわかっています。それを最初か言われたら相談した意味はありません。性急な指摘やアドバイスはなんの解決にもなりません。

 

まずAさんの思いをタップリ聴きました。

 

本当はどうしたらいいかわかってます、その行動ができないので悩むのです。

 

自分で正しいと思っている行動に移れない事が悩みなんですね。

 

Aさんは思いを遮られず、否定されず、共感されて話す事ができたそうです。ここは終わってからAさんからいただいたいコメントです。)

 

自分をどう見ているのかも聴きますと、自らへの責め心のオンパレードです。責任感の強い素晴らしい人です。やっぱり職場でリーダーに抜擢されるだけの人材です。

 

その時Aさんから出た思いは三つでした。

 

抜擢されたのでその職を最高に遂行したい。Bさんとの関係を悪くしたくない。リーダーシップの発揮できない自分がくやしい。とのことでした。

 

そしてタップリ話してスッキリしたみたいで「やらなきゃいけないのよね。」と言いました。

腑に落ちたんですね。

 

もともと能力の高い人です、囚われていた心が解放されると意識変革は速いですね。

 

腑に落ちているので、今まで心で「やらなければ!」と自分に無理に言い聞かせていた事が、自然と行動に起こせると確信できたみたいです。腑に落ちるという事は本当に強いモチベーションになりますね。

 

私も、これは本気だ!と感じました。

 

ここまでくると何時、どうやるのか決めるだけです。

 

そして次回の朝のミーティングでハッキリと皆の前でBさんに「時間に遅れないでください。」と伝えたそうです。目をみて物凄くハッキリ力強い声で言ったそうです。Bさんを含めその場の全員が凍ったらしいです。

 

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不満そうなBさんが「でもできないし・・。」と言い出したら、「できるように考えてください。それがあなたの仕事です。」とも伝えてあとは取り合わず、どんどん指示を行なったそうです。

 

ミーティングが終わってからAさんはBさんを部屋に呼び出し「これとこれを改善してください。あとあなたの優秀な経験に期待しているのでこの部署の方に適切なサポートをしてください。」とハッキリ伝えたそうです。

 

本当は「できなければ退職しても結構です。」と言いたかったらしいのですが、突き放したらまた逆らう口実になるし、同じレベルで喧嘩しているのと同じでリーダーと部下の関係では無いと思って言うのをやめたそうです。そしてリーダーとして、Bさんの立場で今するべき事への指示と、Bさんの経験への期待を具体的に伝える事が大事だと思って行動したそうです。

 

さてその後どうなったのか?

 

Bさんは、すぐに行動を改善し後輩の面倒も見出したそうです。自分の昇進がAさんより遅れてくやしくて混乱していただけで、もともと能力が高い人です。自分のミッションを理解したら意識転換は速く成果がどんどん上がったみたいです。

 

Bさんも有能な方なのですね。

 

現在は、昼食後にAさんはBさんと15分二人だけの部門会議を行い、Bさんに色々相談しているそうです。

 

他の職場メンバーの希望や意見をBさんが受けてAさんに相談する仕組みができてきて、悩みをまずBさんに相談する仕組みも自然とできてきたみたいです。

 

以前と違い本当に楽しさとチームワークに溢れた職場になっているそうです

 

Aさんが素晴らしかったのは、Bさんを承認して、責め心を捨て、そして厳しく接した点ですね。

自分の思いを毅然とした行動で示したAさんのリーダーシップですね。

 

自分の思いをタップリ話して、今どこにいるか知って、本当は何をしたいのか知って、そのすべてを腑に落として。これで自然に理想の行動ができます。この先に「なりたい自分になっている」あなたがいると思います。

 

「言わなければならない事は、ハッキリ言う。相手がどうとらえるかは相手の問題!あなたが悩む事はありません。」

 

「境遇は自ら作り、運命は自ら招きます。」全ては自分です。

 

 

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